見知った光景に土砂が雪崩れ込み、雨が溢れ、川が氾濫。
想像も出来なかった豪雨、まさかこんなことになるなんて。
見たことのない紫色の警報にどう行動したらいいのかも分からず、
ひとまず普段通りに仕事を終えて帰路へ、
広島市中心部に向かいました。
道のほとんどに深い水溜りがあり、
雨天用のシューズは成す術も無く全部浸かってしまいました。
車が走るたびにまるで海のように波がおこり、
雨水は歩道と車道の15cm程の段差を物ともせず歩道の上で波打っていました。
横断歩道には膝まで浸かりそうな水溜り。
これはさすがにと躊躇したので浅い水溜りを探して迂回することにしました。
浅いといっても足首までの深さはあり、水を少しでも避けるようにつま先立ちで歩きました。
翌朝のテレビにはとてもショッキングな映像、
悲痛な報道は今も続いています。とても胸が痛い思いです。
私の故郷呉市は土砂の処理に追われ、断水の生活をしています。
元通りの生活に戻るにはまだまだかかりそうです。
自衛隊の方々や水道関係の方々をはじめとした多くの支援者の皆様に支えられ、
ご近所で助け合いをしながら生活してると聞いています。
蛇口をひねると水が出てスイッチを押すと明かりがつく、
そんな日常の何気ないことが多くの方々の力によって成り立っているものなのだと、
傷を負ってから強く痛感いたします。
呉は道路が塞がれて孤立状態だったので、
食料が無くなってしまうのではないかと心配していましたが、
海路の活用と道路の復旧に尽力いただいたおかげで、気がかりが少しずつ解消されつつあります。
感謝しかないです。各地からの支援物資も届いているそうです。
これから暑くなってきますので、
避難所で生活をされてる方、断水地域の方、作業をされる方などは特に、
こまめな水分補給を心がけて、脱水や熱中症に気をつけていただければと思います。
このたびの豪雨で亡くなられた方々のご冥福を祈るとともに、
被災された方々およびご家族ご友人の方々に対し、心からのお見舞いを申し上げます。
写真は昨年国立病院から撮った呉市街です。
西日本の1日も早い復旧と復興を願っております。